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About JCCJCCについて

地域の5社が集まって設立。
連携して水資源を守っています。

利根沼田地域の家庭で汲み取り便槽から浄化槽への転換がすすむなか、その維持管理の必要性から誕生したのが利根沼田浄化槽維持管理センター(JCC)です。JCCとは、Johkasou(浄化槽)・Control(コントロール)・ Center(センター)の略称。沼田市を拠点とする山鬚衛生社、あづま環境、みなかみ町の群馬環境、昭和村の昭和衛生社、片品村の利根衛生設備の5社が集まって設立されました。JCCが浄化槽の保守・点検を行い、各地域の業者が清掃を担う役割分担のもと、地域の水資源を連携して守っています。

浄化槽の仕組み

河川や湖沼などの水の汚れは70%が家庭からの生活排水。浄化槽はいわば自宅に設置されたもっとも身近な汚水処理場です。合併処理浄化槽は処理能力が高く、川などに放流される汚れを約8分の1に減らすことができる優れた生活排水処理システム。その設置が、家庭でできる自然環境を守る取り組みといえます。

環境GS

地球温暖化対策推進法第36条第1項「温室効果ガスの排出の量の削減等のための措置に関する計画の作成・公表」を促進するために、自社の環境マネジメントシステムを整備し、組織的に運用する事業者を認定して支援する群馬県独自の制度。それが環境GS(Gunma Standard)です。私たちは平成18年(2006年)に、利根沼田地域で環境保全に取り組む事業者として、いち早く認定を受けています。

主要取引先 

沼田市/片品村/昭和村/川場村/みなかみ町/みなかみ温泉組合/内田病院/利根中央病院/東京パワーテクノロジー/東京電力/日本郵政/JR東日本/利根郡信用金庫/群馬銀行/JA利根沼田 
※順不同・敬称略

Messageトップメッセージ

なくてはならない、
なくならない仕事に
誇りを持とう。

代表取締役 山田 匡

利根川の源流地帯であり「首都圏の水がめ」といわれる利根沼田地域で、水資源を守り、地域の安心・安全、そして快適な暮らしを支えること。それが私たちの使命です。尾瀬国立公園から法人・団体の施設、個人の住宅に至るまでのさまざまな浄化槽を維持管理する事業に、誇りと責任感を持って向き合っています。利根沼田浄化槽維持管理センター(JCC)の企業理念は、『水と環境とエコロジー』。地球の未来に貢献する大きな理想を掲げ、小さな取り組みをこつこつと積み重ねてまいります。人が嫌がる仕事かもしれませんが、なくてはならない、そしてなくならない、見逃してはいけない仕事。それがこの仕事です。こんな想いに共感してくれる若者に期待を寄せています。私たちと一緒にこの仕事の未来をさらに前進させていきましょう。

Business事業内容

快適な暮らしに
必要不可欠な取り組みを、
私たちは引き受けています。

微生物の働きを利用して汚水を浄化する浄化槽は、自然環境を守るためになくてはならない、排水を処理する装置です。浄化槽がその機能を発揮するためには、保守点検や清掃作業といった適切な維持管理が欠かせません。当社は長年、一般のご家庭から公共・大規模施設まで幅広い浄化槽の維持管理業務を行ってまいりました。そして、これまでに培ったノウハウを基に、浄化槽維持管理のプロフェッショナル集団として皆様に「安心・安全・快適」をお届けしております。

浄化槽の保守・点検

浄化槽に設置されている機器が正しく機能しているかどうか、各部の点検・調整を行い、汚泥の状況を確認します。加えて、清掃時期の判断や消毒液の補充、ポンプやブロワーの点検・調整を実施します。

清掃作業

浄化槽に入った汚水は微生物の働きで分解・浄化されます。しかし、この過程で汚泥が生じ、溜まりすぎると機能低下。汚水が浄化されずに放流水と一緒に外に流れ出てしまいます。そのため年1回以上の清掃(全ばっ気型浄化槽は年2回)が義務付けられています。

作業の流れ

  1. 浄化槽管理士の国家資格を持つ弊社スタッフが訪問
  2. 浄化槽の水質を試薬を使って検査
  3. 浄化槽の設備が問題なく機能しているか動作を確認
  4. 点検完了の資料を作成してお渡しする。

法定検査

保守点検、清掃作業とともに法定検査が欠かせません。私たちは浄化槽維持管理のエキスパートとして法定検査(効率化11条検査)を実施し、皆様の暮らしの安心・安全を支えています。

■ 浄化槽法第7条検査

主に設置状況を見る検査です。浄化槽の使用開始後3ヵ月を経過した日から5ヶ月までの間に、正しく施工され期待通りの機能を発揮しているか確認。あわせて水質検査も実施します。

■ 浄化槽法第11条検査

使用・管理状況の確認を主とする検査です。浄化槽が適正に管理され、正常に機能しているかどうか、毎年1回、放流水を採取して水質などを検査します。

水処理施設維持管理

民間企業や給食センターの排水処理施設など、浄化槽とは異なる水処理施設の維持管理も一部委託されています。規模も大きく、やるべき内容も多いですが、ベテランの長年のノウハウで、安全に処理施設の管理が行われています。

水質分析代行

浄化槽が適正に管理され、正常に機能しているかどうかを年1回確かめる浄化槽法第11条検査を代行。浄化槽から放出される水を採取し、水質を分析します。 また井戸から汲み上げられる地下水などの水質分析にも対応しています。

各種汚泥処理

浄化槽に溜まった汚泥を取り除く作業を業者に手配して実施します。バキュームカーを乗り入れることができない尾瀬国立公園などでは汚泥をポンプを使って吸引してタンクに溜め、脱水・乾燥処理で軽量化し、ヘリコプターで処理施設に運搬します。

Columnコラム

尾瀬国立公園保護に貢献

浄化槽の保守・点検を通して利根沼田エリアの自然を守っている利根沼田浄化槽維持管理センター(JCC)。尾瀬国立公園の環境保全にも技術力を発揮しており、群馬・新潟県域の山小屋の排水処理を一手に引き受けています。尾瀬国立公園で浄化槽の保守・点検に携わるのは、春から秋にかけての時期。若手メンバーを中心とした10人ほどのチームを結成して取り組んでいます。

谷川岳や尾瀬の源流を守る

車両が通行できる道路が整備されていない谷川岳や尾瀬の山小屋では、バキュームカーが乗り入れることができないため、浄化槽に溜まった汚泥を集めて脱水・乾燥処理して軽量化。ヘリコプターを使って運搬します。排水が厳しく管理されている環境においても、私たちJCCは蓄積したノウハウを生かし、谷川岳や尾瀬の源流を守るために取り組んでいます。